ワニの捕食記

危険です

2と車を読んで

BLだよ!自衛してね!

 

さす虫(さすが虫歯さん)といったところであった。執着受けって別に食指は動かなかったんだけど、他の要素(人嫌い・健気・黒髪・スケベ…etc)などの受けイズムが私の好みにぴったしハマっていたので美味しくいただきました。二兎がダウナー系っていって紹介されてた気がするんだが、来間と会ってからは全然ダウナーじゃないやん。ただのメンヘラ彼女やんって思いました。

 

ずっと感じるこの二人の関係の''歪み''(デイストオシオン)…。

二人の想いの種類が決定的に違う…

二兎は来間の音楽が好きだから、来間が恋愛感情的に好き(因果関係逆転しがち)。

来間は音楽が好きだから、それに付き合ってくれてる二兎が好き。

わからん、来間が衝動的に動きすぎて、彼の情緒がわからん

二兎は愛を伝える時すごい苦しそうな顔をするんだけど、来間はキスする時も、えちする時も顔に曇りがない…

二兎は好きすぎて辛い&こんなの自分じゃない、みたいな葛藤で苦しいんよな…

来間は、音楽の次に二兎が好き!!!あくまで音楽が最優先事項!!!

だから、二兎と違って好きっていう感情に支配されることがないんだと思う。来間が二兎とえちするのも、ほかの女との用事断るのも、二兎が好きだからじゃなくて二兎が喜ぶからなんだよな。奉仕の精神というか。

来間と会うまでは価値観が固定で、頑固そうな二兎が来間のせいでぶれっぶれになっちゃって、頭やわらかそうな来間が、二兎と会っても首尾一貫として自分の価値観を変えないところ、残酷ですきです。

これからも、二兎は来間との想いの違いで苦しめられるんだろうな。受け視点で描かれてたからか、来間ひどい!て思うことが多かった。しかし、この想いが通じあったら、来間の最優先事項が二兎になっちゃうってことだから、それは二兎にとって解釈違いなんじゃないかな…て思うんだ…。

 

 

 

攻めにしっかり脇毛描いちゃうところがいいなあ、と感じました。