ホリー・ガーデンという小説
作家である江國香織が書いた話だ。
この本を読んだ直後の日記には
こう書かれている。
「絶対に入試問題には出てこない系の小説。
私だったら解いてる時キレる。」
この気持ちは今でも変わらない。
しかし今でもふとした瞬間ホリー・ガーデンの一節を思い出してしまう。
例えばこんなもの。
「精神的なお友達ってすごおくみだらだと
思うの。」
この物語の主人公である果歩の言った言葉だ。
この子がすごく好きだ。
面倒くさくって、子供っぽくて、どうしようもなく可愛い。
彼女の握るおにぎりを食べたい。
おにぎりを食べる時毎回彼女のことを
思い出す程に。
こうして気がつくと、ホリー・ガーデンという小説は私の生活の隙間にするりと入っていた。
おまえらも読め。